地球課題の解決を先導するリーダーでもあるエンジニアとして宇宙規模で挑戦し続ける
ものづくり部門リーダー 立崎 乃衣実現したい世界・目標
誰もがものづくりをすることができる世界を実現し、ものづくりを自己表現の手段の1つにする。これが、私が実現したい世界です。現在はエンジニアなど限られた職種の人々だけが関わることのできるものづくりですが、これを誰もが扱えるものにすることで、技術の進歩に加えて、個々の人間の潜在能力を広げることに繋がると考えています。
そのために必要なのが「ものづくりの自動化」です。これは単に自動で機械を作る“Manufacturing”ではなく、世の中に物理的に存在するあらゆるものを作り出すプロセスを指しています。例えば、金属やプラスチックだけではなく、植物や細胞、さらには原子を活用したものづくりも可能であると考えられます。これらの要素を自在に操作し、創造することができるシステムを構築することが私の第一の目標です。
これまで取り組んできた研究・経歴
9歳の頃からロボット製作を開始し、これまで14台製作してきました。中高時代は社会貢献活動も活発に行い、メディアを通した発信活動等も続けいます。
【活動実績】
- 2017-2023 ロボコンチーム「SAKURA Tempesta」に加入し、FIRST Robotics Competitionに出場
- 2017 新人賞総なめ
- 2022シーズンリーダー
- 2022 Dean’s List Finalist Award(個人賞)受賞
- 世界大会出場権4度獲得
- 2020-2022 Disney+のドキュメンタリー映画「More Than Robots」出演
- 2020 フェイスシールドの製作・寄付を行う団体「Face Shield Japan」を立ち上げ、2200個以上を寄付
- 2021 孫正義育英財団5期生 認定
- 2022 Forbes JAPAN 30 UNDER 30 「世界を変える30歳未満30人」にこの年最年少で選出
今後取り組む研究・ADvance Labで達成したいこと
2050年までにものづくりの自動化の一連の流れを確立することを目指し、第1期目は以下の研究に取り組んでいきます。
- 文字データから3Dモデルを作成するAI搭載のCADソフトの研究開発
- 規格整備に向けた調査研究
- 自動で設計図から手順を割り出し組み立てをするアセンブリロボットの研究開発
また、教育活動や研究環境の構築・提供なども継続して行っていきます。
「地球課題の解決を先導するリーダーでもあるエンジニアとして宇宙規模で挑み続ける」。このミッションを掲げ、常に考え続けながらこれからも研究開発・活動を行っていきます。