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唯一無二の科学者&起業家として、幸せな食を追求する地球市民。

ものづくり部門 笠井 凜心

実現したい世界・目標

私の夢は『食べることが幸せな世界』を創ることです。

子ども食堂でのお手伝いを通じて食品ロス、生産拡大のために引き起こされる環境破壊、ジャンクフードによる低栄養化など食べ物の裏側の現状を学びました。この現状は目の前に美味しいお皿があっても、背景に目を向けると幸せとは言えないでしょう。

一方で、世界各地にポツポツとサスティナビリティに基づいた大人たちの変革が起きています。周りの学生とそういった取り組みのギャップに違和感を感じ、また両者を結びつけることで新たな何かが生まれるかもしれないという期待と共に、私は紹介イベントやSNSでの発信を行うNGO団体ユリフードを一年前に立ち上げました。

同時に、まずは和食への関心も深めたいと考え、隠岐で古民家カフェでお手伝いステイをしながら放牧牛のお世話をしたり、京都で老舗の町豆腐屋さんに修行に行ったりもしました。私の考える幸せな食事とは、目の前の美味しさだけだなく、その背景も人や地球に優しいといえるものです。

このような、社会・文化的な側面だけでなく、科学の観点からも食を深めたいと考え、ADvance Labに参画しました。

 

これまで取り組んできた研究・経歴

NGO団体ユリフード代表/株式会社Daisy代表取締役CEO

2022

  • 杉並区中学生シドニー派遣生
  • 創造性の育成塾16期生

2023

  • Novo Nordisk社のFuture Scientists Summer Camp日本代表
  • New York Academy of Scienceジュニアリサーチャー
  • 経産省主催の起業家プログラム・J-starXフィンランドコース1期生
  • 中学生のための国連作文コンクール金賞受賞

2024

  • iGEM Grand Tokyo2024メンバー

 

今後取り組む研究・ADvance Labで達成したいこと

途上国の家庭に向けた、地産地消の水質浄化システムを開発しています。植物や微生物の力に注目し、組み合わせることで世界中に安全な水環境を提供することを目指しています。

また、資金集めから実行計画まで、自分1人で行い、高校生キャンプも主催したことがある経験から、フィールドトリップを通じた科学者の交流の分野にも関わっていきたいです。科学者があえて『科学に頼らない生活』に挑戦してみたり、全く違う分野との自由な議論の場を設けたりすることは、イノベーションに繋がる機会を生み出すと考えます。さらに、今後の発展には哲学的で倫理的な思考も欠かせません。常に自分たちを見つめ直し、捉え方を変えてみるきっかけを創りたいです。