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「わかりやすさ」の主観的感覚を定量化し、学習者の試行錯誤から理解の質を評価する数理モデルの構築

AI・数理部門 中村魁良

実現したい世界・目標

 僕の理想は、教育における「わかりやすさ」という主観的感覚を、数理モデルとデータで構造化することです。従来の評価システムは正答率や学習時間の積み上げを重視するあまり、学習者が解答に至るまでの思考プロセスや概念の再構成という本質的な部分を捉えられていません。誰もが「自分には才能がない」と諦めず、理解の質に応じた最適なフィードバックを受けられる環境をつくること。それが、私の目標です。学習者が「自分はできる」という実感を持ち、数学や科学への好奇心を最大化できる社会の基盤を、研究をもとに築いていきたいと考えています。

 

これまで取り組んできた研究

 幼少期に周期表の数列から「2n²」という式を導いた経験が、数学を「世界の構造を記述する言語」として捉える原点となりました。小学校の終わりに競技数学を知ったことからから競技科学を知り現在進行系でのめり込んでおり、算数オリンピック2023 全国7位、日本ジュニア数学オリンピック2026 本選出場(予選5位)、日本言語学オリンピック2026 銀賞などを受賞しました。他にも、Math Channel Inc. との共同プロジェクトでは、Desmosを活用した関数アート講座を設計・実施し、抽象的な数学概念を視覚的・創造的な体験へと変換するカリキュラムを構築。その成果は国際学会(Science Castls)での発表・受賞へと結実しました。

 

活動実績

■Continental Calculus League, Asian Gold (2026)

■AIMEII, Score 10/15  (2025)/ AMC12B, Top 10% (2025)

 

■日本ジュニア数学オリンピック, 予選8位, 本選出場 (2026)

 

■Copernicus Mathematics Olympiad, 予選1位, 本選優勝 (2025) / 予選1位 (2026)

 

■UKMT HMO, Silver (2026) / IMC, Gold (2026) / CMO, Distinction (2025) / JMO, Distinction (2024) / JMC, Gold (2023)

 

■Math League High School International Championship Non-US予選1位/本選出場(2025) 

 

■算数オリンピック, 全国7位 (2023)

 

■日本言語学オリンピック, 予選銀賞 (2026)

 

■Science Castle World, ポスター発表部門 未来エール賞・奨励賞 (2025)

 

■東進全国中学生統一テスト, 決勝7位 (Nov, 2025)

 

■Mixidea English Debate Cup Advanced Division,  2nd Best Team (2025)

 

■WSC Kansai Regional Round, 3 Gold; 6 Silver (2025)

 

■Johns Hopkins University CTY: SCAT, Quantitative 98 percentile, Grand Honors Award; SET member (2024)

 

今後取り組む研究・ADvance Labで達成したいこと

 ADvance Labでは、学習者の「理解度」を客観的に評価する新しい指標の確立に取り組みたいと考えております。手書きノートの画像解析(修正跡の分布・文字密度・余白の構造)から思考の試行錯誤を数値化し、問題の難易度と組み合わせた評価モデルを構築します。「正解したか」ではなく「どれだけ深く理解したか」を測ることで、学習者のつまずきに寄り添うフィードバックを生成するAIシステムの試作を目指します。さらに「なぜわかりやすいのか」を数値で表す「Aha! Score」の概念を確立し、教育現場から生成AIの説明改善まで、社会全体の「伝わる力」を底上げする仕組みへと展開させたいと考えています。