頭と手と足を動かして、原風景を浮かべる空間を創りたい。広い意味での建築家。
社会科学・人文科学部門 林 愛子実現したい世界・目標
人々が原風景を抱え安心感とともに暮らす世界の実現を目標に、人間とまちの関係性を解明し、設計のみならず研究実装から建築とまちにアプローチする建築家を目指す。
これまで取り組んできた研究・経歴
千葉県立東葛飾高等学校卒業。中学生の時から建築を探求し、東京大学先端科学技術センターにて都市の均質化の研究を行う。サイエンスキャッスル関西大会2023 優秀賞を受賞。まちの個性を可視化し若者の居場所をつくるサービス「emobby」をマイナビキャリア甲子園2022にて発表、総合優勝を獲得。現在はサービスの実装化を目指し、渋谷の100BANCHを拠点に活動を進める。国際建築ワークショップOdomos最優秀設計賞、Stanford e entrepreneurship 2022 Summer 成績最優秀賞を受賞。
今後取り組む研究・ADvance Labで達成したいこと
近代化によって科学・技術が発展し、高い便利性を得た私たちの生活は同時に場所との関係性を失い、均質化の道をたどっている。私は、そうした均質的な生活が人間にどのような変化を与え、何を失わせたのかを明らかにするべく、地域に根付いた定性的調査と都市に科学を持ち込む領域であるUrban Scienceの側面から研究をしたい。
また、まちを舞台に交通工学者、数学者を始めとした他分野同士の共創を可能にする建築家となるために、プロジェクトを広く見渡して人々の願いを可視化する能力を獲得したい。そのために、ADvance Labにてまちに関するプロジェクトを他分野の仲間とともに立ち上げ、活動したい。