【受賞報告】第2期生・片岩拓也さんがチーム「AIer」としてSPIKATHONで優勝!

2026年7月1日(水)から3日(金)にかけて、IVS2026会場内で開催された学生向けビジネスハッカソン「SPIKATHON」において、ADvance Lab第2期生の片岩拓也さんが参加したチーム「AIer (エーアイアー)」が優勝しました。
SPIKATHONは、学生のための総合イベント「SPIKES」の会期中に開催された、3日間の実践型ビジネスハッカソンです。参加者は個人で応募し、会場で出会ったメンバーと即興でチームを結成。IVS会場に集まる起業家や投資家、企業関係者などへのヒアリングや壁打ちを行いながら事業アイデアを磨き、最終日にピッチを行いました。
SPIKES HP: https://spikes.4s.link/
プレスリリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000092044.html
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初対面の4人で結成されたチーム「AIer」
チーム「AIer」は、初対面の4名で構成されました。チームは当初、「AIを活用したIVS向けSNS」の構想から議論を始めましたが、検討を重ねる中で、生成AIが企業やサービスを推薦する時代における新たな課題に着目。企業がAIの回答内でどのように紹介され、推薦されているかを可視化・改善する「AIO(AI検索最適化)」へと事業案を大きく転換しました。
2日目には、IVS会場に集まった経営者やマーケティング担当者を中心に、100名を超える人々へヒアリングを実施しました。得られた意見をもとに事業案を再設計し、最終的には「計測・診断・解消」を一気通貫で行うAIOプラットフォームとして提案をまとめました。
AIに正しく「選ばれる」ための仕組みを提案
生成AIの普及により、ユーザーが検索結果を一つひとつ比較するだけでなく、AIに「おすすめの企業やサービス」を尋ね、提示された候補から選択する場面が増えています。
一方で、企業側には、自社がAIの回答に登場していない、古い価格やサービス内容が案内されている、意図しない文脈で紹介されているといった課題が生じます。
AIerは、こうした課題に対して、ChatGPTやGemini、Perplexityなど複数の生成AIを横断して企業の「AI上での見え方」を計測し、理想的な状態との差を診断した上で、改善施策の実行まで支援するサービスを提案しました。
片岩さんがこれまで取り組んできたLLMの挙動計測やAIの安全性・信頼性に関する研究の視点が、社会や企業が直面する新たな課題を捉える事業構想へとつながりました。
1日目・2日目の審査を通過した8チームによる最終ピッチの結果、AIerが優勝。優勝チームには、SPIKATHON特別スポンサーのU-GAKUより、総額100万円分のセブ島留学プログラムが贈られました。
研究で培った視点を、社会へ
今回の挑戦では、研究で培ってきた知識を持ち込むだけでなく、会場で多くの人の声を聞き、異なる専門性を持つ仲間と議論しながら、短期間でアイデアを事業として形にする経験が生まれました。
研究と事業は異なる営みに見えますが、「まだ明らかになっていない課題を捉え、仮説を立て、検証し、より良い形へ更新する」という点では共通しています。
ADvance Labは今後も、研究員が自身の専門性や好奇心を起点に、学術領域にとどまらないさまざまな場所へ挑戦し、新たな可能性を切り拓いていくことを応援していきます。
開催概要
- 名称: SPIKATHON
- 開催日: 2026年7月1日(水)〜7月3日(金)
- 会場: 京都市勧業館「みやこめっせ」B1F(IVS2026会場内)
- 主催: 4S株式会社
- 参加形式: 個人応募、当日チーム結成
- 最終ピッチ進出: 8チーム
片岩拓也さんについて
静岡大学情報学部に在籍。ADvance Lab第2期生として、AI・数理部門で活動しています。「AI for Security」と「Security for AI」の両面から、AIを活用したセキュリティの向上と、AIシステム自体の安全性・信頼性・耐攻撃性を確保するための研究に取り組んでいます。LLMがどのような情報を信頼し、どのように判断を変化させるのかを実験的に計測し、先進技術を安全に活用できる社会の実現を目指しています。


