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【開催報告】ADvance Lab 第2期キックオフイベントを開催しました

2025年5月25日、次世代による次世代のための研究所「ADvance Lab」は、株式会社リバネス東京本社にて第2期キックオフイベントを開催しました。

ADvance Labの第2期生が第1期生とともに、新たな研究期のスタートを切る一日となり、これから1年間にわたってともに歩んでいく研究の第一歩を踏み出しました。

 

「ようこそ、研究という旅へ」

 

オープニングでは、所長の大城より第2期生の皆さんに向けて、ADvance Labの新しいミッション「ADvance Your Curiosity, ADvance Our Future」とADvance Lab での活動について紹介しました。

私たちは、未来の問いを、未来の担い手である若者たち自身が育てていけるように、研究資金やリソース、そして研究をともに進める仲間を提供しています。「正しさ」や「成果」だけを追いかけるのではなく、「気になる」「知りたい」と感じたことに、どう向き合っていけるか。その姿勢こそが、未来をつくる研究者の根っこになると考え、日々活動に取り組んでいます。

 

また、オープニングでは新しく就任した副所長ならびに1期生からの自己紹介も行い、年齢や出身も異なる多様な仲間とこれから出会っていくことへの期待が、場の空気を少しずつ和らげていきました。

 

それぞれの問いが、場を動かす

2部構成で行われた研究発表では、医療、環境、AI、物理、社会など、第2期研究員が取り組む、多様な研究テーマに関する次世代スプラッシュを開催しました。

研究員は「まだ見ぬ答え」を真剣に探そうとする熱に満ちていました。


研究員同士、率直で本質的な質問やフィードバックが寄せられ、発表者の思考が研ぎ澄まされていくのが印象的でした。1人ひとりの研究が、場全体の思考を刺激し、新たな気づきを生んでいく。そんな循環が生まれていたように感じます。

 

ピザを囲んで見えた、”仲間”のかたち

午後の交流タイムでは、参加者みんなでアイスブレイキングを兼ねた、ピザづくりを行いました。


生地にトッピングを行ったり、焼き加減を相談したりするなかで、発表のときとはまた違った素顔が見えてきたことが印象的でした。
互いの人柄や日常、研究への想いが少しずつ交差していくこの時間が、ADvance Labが大切にしてきた“コミュニティの温度”を、2期生にも手渡すような機会になりました。

 

研究の向こう側に、未来のチームを描く

イベント後半では、今後の活動に向けた「チームタイム」「部門タイム」を設けました。
チームタイムでは、教育・野山・機関連携の3つのチームに分かれて、それぞれがこれから取り組みたいこと、関心のあるテーマについて語り合いました。
また、部門タイムでは、バイオ、ものづくり・数理、社会科学・人文科学の分野に分かれ、今後の定例会での研究相談やコラボレーションの方針について話し合いました。

少しずつですが、自分の問いや強みを土台にしながら、誰かの問いに加わっていく感覚が育ちはじめていたように思います。誰かと共に考えることが、自分の探究にも風を吹き込んでくれる。それは、ADvance Labがこれまで何よりも大切にしてきた「共に進む」という在り方であると考えています。

 

これからの1年間へ

ADvance Labは今後、夏合宿、中間発表、学会登壇など、研究と実践の両輪で進んでいくさまざまな機会を通じて、研究員の成長を支えていきます。
2年目を迎えた今、私たちは「次世代が世界を変える研究を、世界でいちばん早く始められる研究所」であることを目指して、より一層その歩みを加速させていきます。

問いの始まりに立ち会えることは、何よりの誇りです。
これからの1年間、そしてその先の未来へ。ともに、一歩ずつ進んでいきましょう。

 

次世代研究所「ADvance Lab」とは

次世代研究所「ADvance Lab」は「ADvance Your Curiosity, ADvance Our Future」をミッションとして、中学生から大学生まで幅広い年齢層の研究員が在籍し、最先端の研究やワークショップ企画・開催などを行う、次世代による次世代のための研究所です。ADvance Labでは個々の次世代研究者が専門分野での知見を深め、相互に学び合い、社会に貢献するための多様な活動を行うことで、次世代研究者の研究コミュニティーの醸成を行うとともに、学術成果の発表や技術の実用化、社会活動を通じて未来社会の発展に貢献します。

詳しくはこちら: https://adlab.lne.st/