次世代研究所「ADvance Lab」副所長就任と第2期運営体制の移行のお知らせ

次世代研究所「ADvance Lab」(研究拠点:東京都新宿区、所長:大城彩奈)は、次世代が世界を変える研究を、研究を世界で一番早く取り組める研究所です。
この度、2期目の研究所運営に先立ち、新たな副所長の就任とともに、第2期の運営体制が始動いたしましたので、お知らせいたします。
第2期 副所長就任について
この度、ADvance Lab 第1期研究員の佐藤翼、小松和滉を新たな副所長として迎え、さらなる研究所体制の強化と拡大に向けて、活動を推進してまいります。
プロフィール
副所長 佐藤翼
2006年生まれ、2018年ごろより研究活動を始める。宇宙移住型社会を目指し、地球生態系の再現・月コンクリート・腸内細菌叢とヒトの健康などの研究に取り組む。慶應義塾大学 環境情報学部 学士課程1年。慶應義塾大学 先端生命科学研究会 腸内細菌グループ所属。東京科学大学難治疾患研究所計算システム生物学分野 技術支援員。次世代研究所「ADvance Lab」副所長 兼 宇宙部門リーダー。座右の銘は”やってみないとわからない”。
主要論文;
TOP100 -DOWNLOADED ARTICLES- 2024 (Scientific Reports・Nature Portfolio)
本年度の意気込み;
とにかく自由で好奇心の赴くままに研究できる環境を整え、誰も想像できなかったようなクリエイティブな世界の創造を目指します。
外部リンク;https://tsubasato.weebly.com
副所長 小松和滉
2008年生まれ、オジギソウの刺激に対する順応機構や、概日リズムや就眠運動に関する研究に取り組む。また長野県で生まれ育ったバックグラウンドを起点として、科学教育の地域格差を是正するための科学教育プログラムの運営に取り組む。長野県諏訪清陵高等学校 2年。次世代研究所「ADvance Lab」副所長 兼 野山チーム。
研究実績;
長野県学生科学賞 県知事賞(2022,23)、サイエンスキャッスル関東大会2023 口頭発表 日本ハム賞、日本植物学会 高校生ポスター発表(2024)
本年度の意気込み;
地域, 人, 文化の融合がイノベーションを生み出すーこのモットーを信じ、地域や人をつなげるハブとなることで新たな価値を創造していきます。
外部リンク;https://sites.google.com/view/kazuhirokomatsu/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%B4%BB%E5%8B%95?authuser=0
第2期 研究所運営体制について
ADvance Lab 第2期は所長の大城、副所長の齋藤、佐藤、小松ならびに株式会社リバネス、株式会社ADvance Labのメンバー が運営コアメンバーとして活動を推進してまいります。
所長 大城彩奈
2004年生まれ。関西学院大学3年生、孫正義育英財団6期生。人々のQOLを向上するモノや価値の開発を目標に、現在はかゆみの数値化デバイスの開発を行う。専攻はバイオエンジニアリング。2022年8月、個人のバックグラウンドを問わず次世代が研究を加速できる環境づくりを行うため、次世代研究所「ADvance Lab」 を設立、co-founder。2025年4月には次々世代研究所「ADvance Lab Atom」を設立。中学生の頃から生分解性プラスチックの開発に取り組み、中学3年生でタイ国主催のThai Japan Student Science Fair で研究成果を発表。大阪大学にて生物発光タンパク質を用いたバイオセンサーの開発活動を行った経歴も持つ。次世代研究所「ADvance Lab」所長・バイオ・アグリ部門リーダー。
本年度の意気込み;
本年度は第1期の活動を踏まえて、本年度はさらなる研究所体制の強化を行うことで、次世代がより最先端の研究を加速しながら、未来の研究の仲間づくりを行うことができるコミュニティを醸成する事を目標にしています。研究員にとって、ADvance Lab を次世代の研究者として、人として成長できる唯一無二の場にしていきます!
副所長 齊藤 想聖
株式会社リバネス 教育開発事業部 部長。大学では、タンパク質の品質管理機構と白血病の新規治療薬開発・作用メカニズムの解明などのトランスレーショナリサーチの研究に携わる。リバネスに入社後、墨田区町工場の全件調査(3000件)、アカデミア発のベンチャー発掘育成「TECHPLANTER」の立ち上げ、課題解決型リーダー人材育成プログラムの開発に従事。2021年9月から、リバネス教育開発事業部の部長として、科学教育から次世代研究者の発掘・育成プログラム開発に取り組む。
本年度の意気込み;次世代ならではの感性と現代世代ならではの知識を組み合わせた新しい知識エコシステムを構築します。今後も科学技術の発展と地球貢献を実現する次世代研究所を目指します。
株式会社ADvance Lab
代表取締役社長CEO 立崎 乃衣
2004年生まれ。Stevens Institute of Technology B1、孫正義育英財団 5期生。9歳でロボット製作を始める。中1から千葉を中心に活動するロボコンチーム「SAKURA Tempesta」に所属、ロボット設計を6年間メインで担当。2022シーズンリーダーを務める。2020年、コロナ禍に医療従事者へ自作フェイスシールドを寄付するため「Face Shield Japan」を立ち上げ2200個以上を寄付。Forbes JAPAN 30 UNDER 30に2022年度最年少で選出。高校卒業後ギャップイヤーを取得し、株式会社リバネス モルティング ジェネレーターに就任。次世代研究所「ADvance Lab」Co-founder, ものづくり部門リーダー。
本年度の意気込み;
次世代研究所「ADvance Lab」第1期の運営を通して、次世代研究者の持つ可能性に私自身気付かされました。このメンバーたちとADvance Labでの支援をきっかけにいつでもお互いに心の橋をかけられる状態を保ち続け、各分野、様々な立場から挑戦をし続けることでいつかADvance Labを起点にイノベーションを起こすことができると考えています。そのために、私たち株式会社ADvance Labとしては研究とビジネスの接続や組織の在り方の改革も含め、今後も力を入れていけたらと思っています。
株式会社ADvance Lab
取締役CFO 齋藤 美月
2005年生まれ。Brown University1年生、笹川平和財団スカラシップ2期生。北京で育ち、中国語、英語、日本語が話せる。専攻は神経科学。2023年に国際ジャーナルに「Network analysis of the autophagy biochemical network in relation to various autophagy-targeted proteins found among SARS-CoV-2 variants of concern」という論文が掲載され、高校生の頃から国際学会で脳波に関する研究を発表。高校時代には、フードドライブを通じて食品ロスに取り組む団体Tour de Foodを立ち上げ、気候変動問題に対してClimate Clock Projectのメンバーとして活動。理化学研究所で初の高校生研究インターンとして神経回路や記憶、神経発達症を研究。
本年度の意気込み;第1期の取り組みは、運営にとっても非常に刺激的な経験でした。私自身、一人ひとりの参加者と関わる中で、これまでにない形の研究コミュニティに身を置くことができ、多くの新しい対話と発見が生まれました。また、株式会社ADvance Labが企画するイノビジョンプログラムでは、第一期生研究員と企業の方々による熱量の高いディスカッションが生まれ、今後のさらなる展開に大きな期待を抱いています。組織の枠を超えたコラボレーションがどのように広がっていくのか、非常に楽しみです。次世代研究者が安心して挑戦できる場を守るための「組織のかたち」を、これからも探究し続けます。
株式会社ADvance Lab
取締役CBO 谷垣 聡音
2005年生まれ。筑波大学医学群医療科学類3年生。中学生の時にウミガメの鼻にストローが刺さって血を流している映像にショックを受け、環境問題(特にプラスチックゴミ問題)に関心を持つ。国際的なNPO団体などでの活動も行いながら、次第に素材としてのプラスチックに興味を持つようになり、自宅で素材に関する実験を開始。その成果により、総務省主催の異能vation ジェネレーションアワード受賞。現在では学術活動を積極的に行っており、日本応用糖質科学会ポスター賞最年少受賞、澱粉研究懇談会若手人材育成奨学制度採択。
本年度の意気込み;
これまで次世代研究所「ADvance Lab」に研究員としても運営としても関わる中で、様々なテーマの議論をしたり仲間を巻き込んで動いたりすることの楽しさや大切さを感じることができました。1人で実験をしているだけでは気づけないことに気づけることの喜びを共有しながらコミュニティの雰囲気を作り上げていきたいです。
次世代研究所「ADvance Lab」とは
ADvance Labは中学生から大学生まで幅広い年齢層の研究員が在籍し、最先端の研究やワークショップ企画・開催などを行う、次世代による次世代のための研究所です。ADvance Labでは個々の次世代研究者が専門分野での知見を深め、相互に学び合い、社会に貢献するための多様な活動を行うことで、次世代研究者の研究コミュニティーの醸成を行うとともに、学術成果の発表や技術の実用化、社会活動を通じて未来社会の発展に貢献します。
詳しくはこちら: https://adlab.lne.st/