[開催レポート] ADvance Lab 夏合宿3日目レポート!
本日8月12日、ADvance Lab 夏合宿が閉会しました!
最終日はADvance Labにてキックオフ後、半年間行ってきた研究や活動に関する中間発表会を行いました。
まず研究員は3つのグループに分かれ、自身の研究成果を1人15分程度で発表した後、相互フィードバックを行いました。
フィードバックタイムには、研究が進んでいる研究員が研究を始めたばかりの研究員に対して自身の経験を踏まえて研究の指針や進め方に関するアドバイスを行ったり、より研究を発展させるために自らの研究分野外の研究員に研究相談を行ったり、他の研究員に新たな共同研究を提案する様子が多数伺われました。
研究員が自身と異なる領域の研究に対しても非常に強い興味を持ちながら、意欲的にフィードバックや質問を行う様子がとても印象的でした。研究者として、幅広い視点から多角的に研究結果を考察するとともに、幅広い分野の研究について学び、自身の研究に他分野の発想を生かすためのよい機会となったと思います。
夏合宿に参加できなかった研究員に関しても、事前に録画したビデオでの研究発表を行いました。動画の研究発表に対しても現地参加の研究員がフィードバックや疑問について話し合い、その様子を録画したデータを研究員に送ることで、ディスカッションの活性化を図っています。
研究発表会の終了後は教育チームからの活動報告を行いました。iGEM Grand Tokyo とのイベントの活動報告や9月に開催予定のイベントに関しての説明がありました。独創的で面白い、アドラボ研究員だからこそできる次々世代教育の形を体現した実験教室企画となっていますので、ぜひご参加下さい!
最後に「夏合宿で印象に残ったこと」をテーマに一人一人から全体スピーチを行いました。ある一人の研究員は、大学入学後に研究について対等に語り合ったり、同じような高い熱量を持った領域外の人たちと専門的なことを話す機会が喪失し、それに伴ってモチベーションが低下していたが、このコミュニティーではそれを朝から晩まで行うことができ、非常に楽しかったとのことでした。また他の研究員は、高いモチベーションと意欲を持って、どの分野に対しても前のめりにディスカッションする研究員全員の姿勢に非常に刺激を受けたとのことでした。
一人一人、自身の研究の発展のさせ方について同世代の研究員と熱く語り合ったこの時間と経験は一生の思い出になったと思います。
本夏合宿は、研究員が情報や技術に溢れる都会から離れた自然の中で過ごすことで、環境保全や農業などの自然に触れ合いながら、現代のテクノロジーの発展と在り方について見つめなおすとともに、研究員同士の交流を通じて科学に対する多角的な知見を養い、未来の技術発展について考え、課題解決を行うヒントを見つけることを目的として企画されました。
ADvance Labの一期生としての帰属意識やアイデンティティを持ちながら、これから数年、数十年後も科学を愛し、科学人として研究に高い熱量で取り組む同じコミュニティーの仲間を得る良いきっかけとなりました。また、場や研究資金だけでなく、同世代の研究員同士の、「人とのつながり」を提供するといったADvance Labの目的を達成することができたイベントとなりました。
本合宿で得た知見や考えを基に、研究員は残り半年間もさらに研究を発展させ、それぞれの課題解決に取り組んでいきます!